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キリシタンのあしあとを求めて各地を旅してめぐります♪

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大徳寺

                              京都府キリシタン関連史跡、石造物

別院2ヶ寺、塔頭22ヶ寺を有する大寺院


境内に別院2ヶ寺、塔頭22ヶ寺が立ち並ぶ、京都でも有数の規模を有する禅宗寺院。

千利休が切腹させられる口実となった三門、朝鮮通信使の宿泊所になった寺院など、さまざまなエピソードがある建造物とともに、歴史に名を残すキリシタンたちの墓があることでも有名。

大徳寺

大徳寺三門


この三門が千利休が大徳寺に寄進した門。
感謝の意を込めて大徳寺では2階部分に仏殿を設らえ、そこに数体の仏像の他に雪駄履き姿の利休像も安置しました。

豊臣秀吉は茶を好み、大徳寺で茶会があれば門を潜ることになるのですが、その度に雪駄履きの利休の足の下を通ることに立腹。

わしを足蹴にするのかと難癖をつけ、利休に切腹を命じました。


大徳寺
大徳寺内の地図
大徳寺
大徳寺について
大徳寺
朝鮮通信使について
大徳寺
境内

大徳寺

大徳寺内の道


訪れるまでは、寺院の中に数多くの寺が存在しているという様子をイメージできませんでしたが、来てみると落ち着いた町並みが続いているという感じ。

昔の日本を再現したテーマパークのようですが、全てが寺院で全てが当時からの年代物であることが、テーマパークとの違いです。国宝もザラ。

「400年前に・・・」と当時のことが昨日のことのように語られ、たかだか300年くらいでは自慢にもならないと話す人もいました。


公開日に行けたらラッキー


大徳寺は毎年10月第一日曜日以外は非公開で、外から見るしかありません。他の塔頭(大徳寺の中にある寺院)も常時公開されているのは3ヶ院だけで、その外の寺院は特別公開日を決めてその日だけ公開しているお寺もあれば、まったく公開されないお寺もあります。

境内を歩くと「拝観謝絶」という文字に何度も出会うのですが、かなりインパクトがある表現で、見るたびに叱られたような気分になります。なので普段非公開の寺院が「特別公開期間」だと小躍りしたくなります。公開日に行けたらラッキーと思いながら、縁を楽しむのがいいのかもしれません。

高桐院

高桐院


行けば誰でも写真小僧になるのが高桐院。JR東海のCMでも旅情を誘っていた場所です。ここには細川忠興とその妻ガラシャの墓があります。

利休七哲の一人であった忠興に、利休が遺贈したという灯籠が二人の墓の墓碑になっています。

この灯篭は秀吉が所望したのを断るために、利休が傷つけて欠けさせたもので、欠け灯籠と呼ばれています。


高桐院
高桐院
高桐院
高桐院の説明板
細川夫妻の墓
細川夫妻の墓
細川夫妻の墓
細川夫妻の墓説明板
高桐院
三斎井戸
高桐院
庭の織部灯籠
高桐院
歴代細川家の墓
高桐院
墓の名前

キリシタンに関係ある寺院


大徳寺内には国宝や重要文化財に指定された建築物、芸術品が多数ありますが、それを列挙していてはキリがないので、ここではキリシタンに少しでも関係ある史跡を記しておきたいと思います。

黄梅院(おうばいいん)

  • 直中庭(じきちゅうてい) 千利休の作庭。秀吉を喜ばせるために瓢箪型の池を配し、加藤清正が朝鮮から持ち帰った朝鮮灯籠が据えられています
  • キリシタン大名蒲生氏郷の墓がありますが、寺院の特別公開期間でも非公開

高桐院(こうとういん)

  • 書院 意北軒(いほくけん) 千利休邸からの移築といわれる建物
  • 細川夫妻、細川家代々の墓以外にも、出雲阿国や新島襄の墓があります(非公開

三玄院(さんげんいん)

  • この寺で小堀遠州・古田織部・薮内剣仲・長谷川等伯などが、春屋宗園から禅を学んだ
  • 石田三成の墓、森忠政(森蘭丸の弟)の墓、古田織部の墓

聚光院(じゅこういん)

  • 千利休の墓や、三千家(武者小路千家、表千家、裏千家)の歴代墓所

真珠庵(しんじゅあん)

  • 一休宗純ゆかりの寺院
  • 世阿弥の供養塔、村田珠光の墓があります

瑞峯院(ずいほういん)

  • 大友宗麟の建立で、大友家の菩提寺
  • キリシタン大名であった大友宗麟を記念して、現住職が作った十字の庭
  • 千利休の待庵を平成になって復元した、「茶室 平成待庵」

総見院(そうけんいん)

  • 豊臣秀吉が建立した織田信長の菩提寺
  • 加藤清正が、朝鮮から持ち帰ったとされる大きな一つの朝鮮石で彫りぬかれた掘抜き井戸
  • 織田信長、織田家のお墓

大仙院(だいせんいん)

  • 大徳寺の22ある塔頭の中で、北派本庵として最も尊称重視される寺院(南派の本庵は龍源院)
  • 3世住職 古径和尚は、梟首にされた千利休の首を大仙院に持ち帰り、手厚く葬ったといわれています
  • 7世住職 沢庵和尚(たくあんおしょう)が、宮本武蔵に剣道の極意を教えたといわれています。 また、沢庵和尚は、漬け物の「たくあん」を考案したとも伝えられています

芳春院(ほうしゅんいん)

  • 芳春院(前田利家の正室 松子)の創建で、前田家の菩提寺
  • 霊屋(みたまや)は、長男 前田利長の極彩色の霊屋と母親 前田松子の白木の霊屋があり、どちらも創建当時のものが現存しています

龍源院(りょうげんいん)

  • 大徳寺で一番古い塔頭で、南派の本庵(北派の本庵は、大仙院)
  • 「阿吽の石」と称される2つの石は、聚楽第の基礎石である遺構といわれています
  • 中国禅宗の祖 達磨禅師を描いた狩野探幽の「達磨図」は寺宝
  • 「天正十一年」の銘(天正11年=1583年)が入った日本最古の種子島銃といわれる種子島銃
  • 豊臣秀吉と徳川家康とが対局したといわれる四方蒔絵の碁盤四方蒔絵碁盤・碁筒

龍光院(りょうこういん)

  • 黒田長政の創建で、キリシタン大名黒田如水の墓があります
  • 小堀遠州の作といわれる茶室 密庵(みったん)は国宝 

瑞峯院
瑞峯院
瑞峯院
瑞峯院の説明板
三玄院
三玄院
三玄院
三玄院の説明板
大仙院
大仙院
大仙院
大仙院の説明板
大仙院
大仙院境内
大仙院
大仙院の塀


 現地への行き方
市バス「大徳寺前」停留所下車、各塔頭までは徒歩5~15分。



この地図は大体の位置を示すものなので、訪問の際は現地の案内や地図で所在地を確認してください。
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